田中ゲシュタルトの崩壊

蛇に噛まれて朽ち縄に怖じる人生。

『蛙化現象』問題

 

蛙化現象とは。

 好意を抱いている相手が自分に好意を持っていることが明らかになると、その相手に対して嫌悪感を持つようになる現象を指す。「好きだった相手」が「生理的に無理」と思うほど逆の感情になることから、グリム童話『カエルの王子様』に例えて蛙化現象と呼ばれる。心理学用語ともされるが、2020年の報告によれば学術的検討はほとんど行われていない。(Wikipediaより引用)

 

 昨今、SNSで度々聞くようになった言葉、それが『蛙化現象』である。

 

 蛙化現象の意味は上記に記した通りであるが、その意味は曲解され、現在では『彼氏との恋が一瞬で冷める瞬間』としての意味として用いられるようになった。

 

 では、どういった事例があって、男性に対して『蛙化現象』を起こすのだろうか。

 

 具体的な例を見ていこう。

 

こんな彼氏は蛙化だ。

◾️レストランで食事を終えた際に財布を出す。

【女性の言い分】

・トイレなどで席を立っている際に会計を済ませておいてほしい。

・割り勘なんて以ての外。こちらは男性に会うために化粧や衣装やら準備しているのだから、食事代くらい男性が支払って当然。

・別にいいけど、出した財布がマジックテープ式だった時は蛙化どころの騒ぎじゃない。

◾️デート中にガソリンを給油する。

【女性の言い分】

・デートするってわかってたら事前に準備するよね。

・給油している姿やガソリン代金を支払っている姿を見たくない。

 

 ……男性諸君の言いたいことはわかる。わかるが、一度落ち着いて欲しい。心を落ち着かせるため、ゆっくりと深呼吸をしてみようじゃないか。

 

 せーの・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 理不尽すぎるだろおおぉぉッ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とはいえ、女性陣の言いたいことはわからなくもない。

 

 相手は、恋人と過ごす一日を男性よりも特別に思っていて、恋人と過ごす甘い雰囲気を壊されたくない。それゆえに、ムードをぶち壊すような真似をする相手に対して蛙化現象を起こすのだろう。

 

 無論、過激すぎる言い方をする女性にも非があると思う。でも、「なにが蛙化だ、ふざけるな」と憤慨せず、相手がどういうデートを望んでいるのかを考えてみるのも大切ではなかろうか。

 

 そういえば、もうすぐクリスマスになりますね。

 

 クリスマスに七面鳥ではなく、蛙の肉が食卓に並ばないことを田中は祈っております。

 

以上