田中ゲシュタルトの崩壊

蛇に噛まれて朽ち縄に怖じる人生。

田中ゲシュタルトは『佐々木とピーちゃん 異世界でスローライフを楽しもうとしたら、現代で異能バトルに巻き込まれた件 〜魔法少女がアップを始めたようです〜』を読み終えました(という感想文)

 

 現在アニメ放送中であるこの作品は、『なろう系』と呼ばれるライトノベルである。

 

あらすじ。

 動物好きな四十路手前のサラリーマン〈佐々木〉は、独り身の寂しさを紛らわせる為にペットショップへと向かう。その店で、文鳥〈ピーちゃん〉を購入し、愛くるしい文鳥との生活を夢見ていた佐々木だったが、その文鳥〝星の賢者〟と呼ばれる異世界の魔法使いが死してこの世に転生した姿であった。ピーちゃん(星の賢者)と契約を交わして魔法が使えるようになった佐々木は、商人として異世界と現代を行き来することになる……。

 

 小説の一巻はアニメでいう1〜3話に該当するのですが、小説の膨大な情報を上手く削ってアニメサイズに落とし込めているなぁ、と感心しました。アニメを観て「もっとこの物語を深く楽しみたい!」と思った方は、お近くの本屋かネット通販で本書を購入し,試しに読んでみては如何だろう?

 だが、注意すべきことが一つだけある。それは、この小説は文章量が多く、文章が二段組で構成されているという点。「二段組の本が苦手」という方は、電子書籍版を購入すると良い。電子書籍の場合は通常通りに読めるので、読書に馴染みがない方でもすんなりと読めるはずだ(値段も多少安くなっているかも?)。

 

 

読み終えての感想。

なろう系』と揶揄するのは勿体無い作品だなぁと思う。

 他の『なろう系』と呼ばれる作品の多くは、トラックか何らかの事象によって命を奪われた主人公が意識を取り戻したら謎の空観に居て、そこに突如出現した妙にテンションが高く、不愉快な言動しかしない神様 or 女神様】によって異世界へ飛ばされるのがテンプレだ。

 だが、本書の場合は、異世界へと渡る目的や主人公の行動原理も明確に記載されている。正直に言うと、勢い任せで下手なラノベを読むくらいなら腰を据えて本書を読んだ方が良いレベル

 まだ一巻しか読んでないので面白さの片鱗程度しか感じることが出来ていないが、次巻からは異世界だけでなく、現代でも『異能力者』や『魔法少女』などが出現し、物語がよりカオスになっていくので楽しみだ。

 

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 因みに……Amazonアソシエイト? 的なやつはやっていないです。ゆえに、一億人がこのリンクから商品を購入しても田中には一円も入ってきませんwww

 

以上